一番くじの販売で、「これで合ってるの?」と迷ったことはありませんか?
最近は取り扱いタイトルが増え、売り場を拡大しているコンビニも多く、以前よりも管理が複雑になっています。
その結果、「くじや景品の数が合わない」「対応ミスでトラブルになる」といったケースも起こりがちです。
この記事では、一番くじの基本的な販売手順から、トラブルを防ぐための注意点までを解説します。
一番くじ販売で迷わないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
販売ルールをチェック

話題のくじについては、転売目的での購入を狙った問い合わせが増える傾向にあります。
本部からは、以下のような案内が出ています。
- 一般発売日の指定時刻以降に販売すること
- ロットでの販売を行わないこと
- 予約販売を行わないこと
- ディスプレイPOPなどの販促物を渡さないこと
これらのルールを守ることは、トラブルを防ぐ上で基本中の基本です。
販売前には本部からの案内を確認し、ルールに沿った運営をしましょう。
なぜロット販売はダメなのか?
一番くじは、本来「くじを引いて景品が当たる」という体験を楽しむ商品です。
多くのファンに公平に行き渡り、誰でも気軽に楽しめることを前提としているため、「常連のお客さんだから特別に」といった理由でロット販売を行うと、この前提が崩れてしまいます。
また、ロット購入は転売目的であるケースも多く、例外的な対応をしてしまうと、「あの店なら売ってくれる」という噂が広まり、転売目的の購入者に狙われる可能性があります。
店舗のイメージダウンやトラブル防止のためにもロット販売は行わず、「くじ」としての販売を徹底しましょう。
一番くじの販売の流れ

まずはじめに、一番くじの販売の流れをざっくりと押さえておきましょう。
- 景品陳列などの事前準備をする
- お客さんが購入希望を伝え、くじ購入券をレジに持ってくる
- 購入回数を確認し、代金を受け取る
- くじ券をお客さんに引いてもらう
- くじ券を確認し、該当する景品を渡す
- 回収したくじ券を貼付け表に貼る
以上が基本的な流れです。
次からは具体的な注意点を解説していきます。
事前準備
検品
景品の数量が合っているか、チェックリストを活用して検品します。
検品はつい省略されがちですが、万が一、過不足や不良品があった場合、どれだけ正しく運営していても「景品の数が合わない」「汚損・破損していた」というトラブルにつながるので、検品は必ず行いましょう。
くじ券シートについても、不備がないか確認しておきましょう。
店舗固有IDの記入
くじ券に4ケタのアルファベットの「店舗固有ID」が記載されています。
このIDを「くじ券BOX」と「貼付け表」の記入欄に記入します。
IDを確認しながら運営することになるため、必ず記入しておきましょう。
貼付け表を掲示
貼付け表は、お客さんから見える場所に掲示します。
ただし、くじ券の紛失防止のため、レジカウンター内に掲示するようにしましょう。
また、店員が通行する位置に掲示すると、くじ券が体に当たって外れてしまうおそれがあるため、設置場所には注意が必要です。
くじ券をくじ券BOXにセット
くじ券を切り離し、くじ券BOXにセットします。
このとき、くじ券を紛失しないよう、慎重にくじ券BOXに入れましょう。
一番くじ公式でくじ券のばらし方を解説した動画が公開されていますので、参考にしてみてください。
▶ 一番くじ公式の「くじ券のばらし方」動画はこちら
なお、くじ券BOXはお客さんの手の届かない場所に保管しましょう。
販売対応
金銭授受
お客さんが購入券をレジに持ってきて「このくじを〇回引きます」と申し出るので、購入回数をしっかり相互確認したうえで会計を行います。
バーコードスキャンは、くじ券またはくじ券BOXのバーコードを使用します。
くじ引き
くじ券は必ず1枚ずつ引いてもらうよう案内してください。
複数枚まとめて引くと、何枚引いたのか曖昧になるだけでなく、「落とす・くっつく」などにより枚数にズレが生じるおそれがあります。
くじ券を引き終えたら、くじ券BOXは元の位置に戻し、お客さんの手が届かない場所に置くようにしましょう。
くじ開封
お客さんにくじ券を開封してもらいます。
※店員が代わりに開封しないようにしてください。
くじ券の半券のうち、キャンペーン応募用のもの(お客様控え)はお客さんに渡します。
残りの半券(店舗控え)については、記載されている店舗固有IDとくじ券BOXのIDが一致しているかを確認します。
この確認は、他店舗からのくじ券の持ち込み防止に加え、別タイトルのくじ券や、以前販売した同じタイトルのくじ券が混ざっていないかを確認するために行います。
景品交換
くじ券の景品等級を確認しながら、景品を渡します。
まとめて対応せず、必ず1枚ずつ確認し、1つずつ景品を渡すようにしましょう。
お客さんが自分で景品を取る場合は、等級と数が合っているかをしっかり確認しましょう。
また、二重渡し防止のため、確認済みのくじ券は棚の上に置くなどして、未確認のくじ券と明確に区別しましょう。
最後のくじ券を引いたお客さんには、ラストワン賞も渡します。
販売後の作業
くじ券を貼付
店舗控えのくじ券を、貼付け表に貼り付けます。
このとき、貼り間違いを防ぐため、貼付け表の店舗固有IDと、くじ券のIDが一致しているかを確認しましょう。
また、くじ券は落下防止のため、1か所ではなく上下2か所をテープでしっかり固定しましょう。
売り切れた場合
売り切れとなった景品には、貼付け表とスタンドPOPに「終了シール」を貼り付けます。
トラブル防止のため、お客さんに告知しましょう。
その他の注意点
2ロットを混ぜての販売
トラブル防止のため、基本的には2ロット分の景品を混ぜて販売するのは避けましょう。
ただし、売り場に十分なスペースがあり、話題商品で早期完売が見込まれる場合などは、2ロットを同時に展開した方がスムーズに運用できるケースもあります。
その場合は、景品の陳列はまとめて行っても構いませんが、くじ券は混ぜずに管理します。
ひとつのくじ券BOXがなくなってから、次のくじ券BOXを使用するようにしましょう。
ラストワン賞は、くじ券BOXごとに管理し、それぞれ最後のくじ券を引いた人に渡しましょう。
残りをすべて購入する場合
ラストワン賞狙いで、残りをすべて購入したいと言われた場合でも、くじ券の枚数は必ず数えて確認しましょう。
スペースの都合で一部の景品をバックヤードなどに保管している場合、店頭に並んでいる景品数だけで判断してしまうと、実際の残数とズレが生じ、くじ券が余って売れ残りとなり、店舗の損失につながるおそれがあります。
都合のよい購入・会計はNG
狙いの景品が出るまで引き続け、当たったタイミングで会計するような対応はNGです。
また、一度に10枚分を購入し、最初の数枚で目当てのものが出た場合に残りを返金するといった対応もしないようにしましょう。
一番くじは、購入した時点で回数が確定する仕組みのため、こうした都合のよい引き方はできません。
また、このような対応を認めてしまうと、「自分も同じ対応をしてほしい」といった要望につながり、トラブルになる可能性もあります。
例外的な対応は行わないようにしましょう。
勤務中のくじ購入はNG
お客さんに販売していく中で、残りが少なくなったタイミングを狙って、勤務中にラストワン賞目的でくじを引くのはマナー違反なのでやめましょう。
店員という立場上、有利に引いていると見られる可能性があり、お客さんとの公平性を損なうためです。
お客さんに見られるとトラブルに発展するおそれがあります。
また、休憩時間であっても購入は避けた方がよいでしょう。
お客さんからは休憩中かどうか分からないため、同様に誤解を招く可能性があります。
くじを購入する場合は、勤務中や休憩中を避け、退勤後などに一般のお客さんと同じ立場で利用するようにしましょう。
返品は不可
一番くじは、原則として購入後の返品はできません。
景品に「破損・汚れ」などの不備があった場合は、店舗ではなくメーカー対応となります。
まとめ
一番くじの販売は、トラブルにつながりやすい業務です。
実際に、景品の数が合わなくなるケースも少なくありません。
そのため、毎日景品の数が合っているかを確認する作業を、業務の中に組み込むのも有効です。
ただ、今回解説したポイントを意識するだけでも、多くのトラブルは防ぐことができます。
この記事を参考に、自信を持って一番くじの販売に臨んでください。