【コンビニ】ウォークイン作業のやり方を解説!効率を上げるには?

コンビニのウォークイン内は寒くて、重たい段ボールも持つので疲れますよね。

「もっと楽にならないかな…」と考えている人が多いのではないでしょうか。

そこで今回はウォークイン作業を頻繁にこなしている管理人が、棚をきれいに整理するコツや作業時間を短縮させるために実践している内容などを解説していきます。

この記事を最後まで読めば、あなたもウォークイン作業のプロになれるかもしれませんよ?

納品

ウォークイン内に入れる量

飲料が納品されたら補充作業に支障が出ない量をウォークイン内に入れましょう。
入れ過ぎると、ウォークイン内のスペースが狭くなり作業効率が落ちるばかりか、怪我をしてしまうかもしれません。

飲料を素早く冷やすコツ

納品後の飲料は冬でない限り冷えていません。
夏になると冷たい飲料を求めるお客さんが多いので、新商品や欠品商品などのすぐに手に取られてしまいそうなものは、納品後、ウォークイン内に保管して、段ボールのフタを開けて冷気を入れてあげましょう。
上から開封するタイプのフタは、面の真ん中辺りを内側に押し込むと隙間ができて開けやすくなります。

裏技として、冷却ファンの吹き出し口の前に置くと冷気が直接当たるので通常よりも早く飲料を冷やすことができます。
冷凍用ペットボトルの補充が間に合っていない場合など、冷却時間を短縮させたい場合に有効です。

補充

売り場を先にチェック

補充を行う前に売り場の正面から確認します。
欠品している箇所をメモを取るなどして覚えて、まず始めに補充しておくことで、補充中に陳列場所が分からないということがなくなるので、ウォークインの出入り回数を最小限に抑えることができます。

新商品の納品がある場合は補充よりも前に、新商品の売り場を作って品出ししておくことで補充が二度手間になることを避けることができます。

補充する順番

  1. 在庫棚にある在庫を補充します。
  2. 在庫棚をチェックし終えたら、未開封の在庫をチェックします。
  3. 最後に納品分を補充して、残ったものを在庫棚へ並べます。

補充の注意点

売り場の棚の後ろ端まで補充すると、体に触れた時やお客さんが商品を異なる列に戻した時に商品が落ちて破損することがあるので1マス空けます。
また、お客さんは商品が取りづらいと、少し奥へ押し込んで取ることがあるので、その時に落ちてしまう危険性があります。
特に缶飲料は凹むと売り物にならず、そのままお店の損失になるので注意します。
グリップ付きの手袋を着用することで、商品を落としづらくなります。

在庫の扱い方

補充できる本数が少なく、半分以上の在庫が段ボール内に残る場合は段ボールのまま保管しておいても大丈夫です。
補充できない飲料は空きスペースにそのまま保管しておきましょう。

パッケージの向き

基本的にパッケージを前に向けて補充する必要はありません。
ただし、容器が四角い形状のものはパッケージの向きが自然には変わらないので商品名が前に向くように補充します。

スピードアップのコツ

補充スピードを上げるコツは、飲料を2本ずつ持ち、両手を使ってテンポよく補充すれば良いと思います。
ただし、補充スピードを上げ過ぎると飲料を落として破損させてしまうリスクも同時に上がるので、落ち着いて補充するようにしましょう。

整理

  • 在庫棚の飲料は棚の端から中央に向けて、列を揃えながら詰めて並べるようにすると、無駄な隙間がなくなるので在庫棚のスペースを最大限に活用することができます。
  • 在庫数が少なくて商品が奥まってしまう場合は一番先頭の在庫を棚の先端まで出してくることで、その列にどの商品があるのかが分かりやすくなります。
  • 売り場の棚と対面になるように、同じ在庫を後ろの在庫棚に並べると補充の時に最短距離で補充することができるので、可能な限りで行うと良いでしょう。
  • 同じ商品が段ボール箱ごと複数個ある場合は、なるべく同じ場所にまとめて保管するようにすれば、補充の時に商品を探す手間が省けるので作業効率が上がります。

その他のポイント

  • 段ボールは対角線の角を持つことで力が分散されるので持ちやすくなります。
    段ボールの短辺が横にくるようにして、左手で手前底の角を持ち、右手で右上奥の角を持ちます。
    この状態でお腹に引き寄せることで楽に持つことができます。
    床から持ち上げるときは、膝を軽く曲げて背筋を伸ばしながら胸を張ることを意識することで腰の負担を軽減できます。
  • ウォークインの扉は閉めて作業しましょう。
    長時間、扉を開けたまま作業すると庫内の温度が上昇して温度管理が難しくなる上、電気代が余計にかかります。
    寒さ対策として上着を用意しておくと良いでしょう。
  • ウォークイン内で凹缶や私物の飲料を保管する場合は、それ専用の入れ物を用意して売り物の飲料と混ざらないように管理しましょう。
  • 同じ商品の棚に仕切り板を設置する際は、基本的に2~3列ごとに取り付けます。
    4列以上ごとでは列が乱れやすくなり、逆に1列ごとでは隣の商品との区切りがわかりにくくなり、補充もしづらくなるためです。

まとめ

最後におさらいをすると、

  1. 納品商品は必要分だけウォークインに入れる
  2. 新規売り場を作成して新規品出し
  3. 欠品飲料補充
  4. その他の飲料補充
  5. 納品飲料補充
  6. 整理

となります。

整理に関しては時間のかかる作業なので完璧にできなくても大丈夫です。時間に余裕のある時や昼の補充で行うなど、役割を割り振ると良いでしょう。

ウォークイン作業は大変ですが、作業の流れやポイントを守ることでスピードも上がり、効率よく終わらせることができるようになります。

慣れるまでは焦らずにやっていきましょう!