コンビニバイトは、高校生にとって身近で挑戦しやすいアルバイトの代表格ですよね。
でも、いざ応募しようとすると「履歴書ってどう書けばいいの?」「志望動機が思いつかない…」なんて、手が止まってしまう人も多いはず。
初めてのアルバイトなら、不安になるのは当たり前です。
そこでこの記事では、高校生でもわかりやすい履歴書の書き方のポイントと、すぐに使える志望動機の例文をご紹介します。
これを読めば、自信を持って応募準備ができますよ!
基本ルール
履歴書はお店に自分を伝える大切な書類です。
ここでは、基本ルールをまとめました。
難しいことはないので、以下のルールは必ず守りましょう。
- 黒のボールペンを使う
- シャープペンや消せるペン、カラーペンはNGです。
- 丁寧な字で書く
- 字の上手い・下手よりも「丁寧に書かれているか」を見られます。
- 埋められる所は全て書く
- 書ける部分はしっかり埋めましょう。特に志望動機が空白だと印象が悪いです。
- 修正ペンはNG
- 間違えたら新しい履歴書に書き直しましょう。鉛筆で下書きするのをおすすめします。
- ウソをつかない
- 経歴や資格を盛るのは絶対にNGです。
履歴書の準備
まずは「履歴書」と、面接担当者に渡すときのための「封筒またはクリアファイル」を用意しましょう。
どちらも汚れていない綺麗なものを選びましょう。
履歴書は、ネットでテンプレートをダウンロードして印刷したものを使っても大丈夫です。
履歴書を折る場合は二つ折りまでにします。
三つ折りや四つ折りにすると見た目が悪くなります。
面接で履歴書を渡すときは、面接担当者から見て正しい向きになるように両手で渡します。
なお、履歴書をそのまま裸で渡すよりも、封筒かクリアファイルに入れて渡す方が印象が良くなります。
封筒を使う場合は、のり付けせずに封を開けたままにしておきましょう。
履歴書の書き方
1.写真
履歴書の写真は、基本的に3ヶ月以内に撮影したものを使います。
白黒でも問題ありませんが、カラーの方が印象は良くなります。
証明写真機を使うのが一番ですが、アプリで撮影してコンビニで印刷する方法もあります。
カジュアルな印象になりますが、アルバイト応募であれば大きな問題はありません。
ただし、加工機能は使わず、自然な仕上がりにしましょう。
服装は高校生なら制服か、私服の場合はシンプルで清潔感のある服を選びましょう。
なお、「写真は不要」とお店から言われた場合や許可を得た場合のみ貼らなくても構いません。
指示がなければ必ず写真を貼って提出しましょう。
2.個人情報
氏名・年齢・住所・連絡先を書きます。
年齢欄の(満 歳)は、面接時点での実際の年齢を記入してください。
ふりがなは「ふりがな」とあれば平仮名、「フリガナ」とあればカタカナで、住所は都道府県からマンション名や部屋番号も省略せずに書きます。
連絡先は確実に連絡が取れるものを書きます。
連絡先の住所は、現住所と同じ場合は「同上」と書いて問題ありません。
印の欄がある場合は、忘れずに押印します。
3.学歴・職歴
高校生の場合はアルバイト経験がなければ学歴だけを書けば大丈夫です。
職歴がないのは普通なので、空欄で問題ありません。
- 学歴…中学校卒業から書き始め、高校の入学まで記入します。
学校名は省略せず正式名称で書きましょう(例:「◯◯市立△△中学校 卒業」「◯◯県立△△高等学校 入学」)。 - 職歴…同業種でのアルバイト経験がある場合は、アピールできるので記入しましょう。
最後に、職歴の記入欄の一番下に右寄せで「以上」と書いて締めるのが正式な書き方です。
記入例:
年 | 月 | 学歴・職歴(各別にまとめて書く) |
学歴 | ||
2024 | 3 | ◯◯市立△△中学校 卒業 |
2024 | 4 | ◯◯県立△△高等学校 入学 |
職歴 | ||
2024 | 4 | 〇〇マート〇〇店 入社 |
2025 | 9 | 〇〇マート〇〇店 退社 |
以上 |
4.免許・資格
高校生の場合、資格や免許を持っていない人も多いですが、空欄のまま提出して大丈夫です。
持っている場合は正式名称で記入しましょう。
現在、取得に向けて勉強中のものがあれば、その旨を記入してもOKです。
記入例:
年 | 月 | 免許・資格 |
2025 | 7 | 実用英語技能検定3級 合格 |
2025 | 8 | 普通自動二輪免許 取得 |
実用英語技能検定2級 2025年11月合格を目指して勉強中 |
5.志望動機
履歴書で特に悩みやすいのが「志望動機」です。
アルバイトの場合は、立派な理由でなくても大丈夫です。
素直に「なぜ働きたいと思ったのか」を簡潔に書きましょう。
志望動機のパターンは大きく分けて次の6つです。
- 家や学校から近く、通いやすいから
- シフトや時間帯など条件が合っているから
- 普段から利用しているお店で働きたいから
- 接客やアルバイト経験を積みたいから
- 過去のアルバイト経験を活かしたいから
- 免許や学費などのために費用を貯めたいから
以下に、それぞれの例文をご紹介します。
1.家から近い
「自宅から近く、通いやすい場所にあるため応募しました。長く安定して働きたいと考えています。」
2.条件が合っている
「夕方からの短時間勤務が可能で、学校との両立ができると思い応募しました。」
3.お店に興味がある
「普段からよく利用しており、お店の印象が良かったため、ぜひ自分も働いてみたいと思いました。」
4.経験を積みたい
「初めてのアルバイトで、コンビニバイトを通じて社会経験を積みたいと思い応募しました。」
5.経験を活かしたい
「以前もコンビニでアルバイトをしていた経験があり、その経験を活かしてお店に貢献できればと思い応募しました。」
6.費用を貯めたい
「自動車免許を取得するための費用を貯めたいと思い応募しました。」
志望動機の組み合わせ例
自分の状況に当てはまるものが複数あれば、組み合わせてもOKです。
例:家から近い+費用を貯めたい
「自宅から近く、通いやすい場所にあるため応募しました。自動車免許を取得する費用を貯めたいと考えており、長く安定して働きたいと思っています。」
6.自己PR・特技・趣味
自己PR・特技・趣味の欄は、合否を左右するような大きな項目ではありません。
あくまで「どんな人なのか」を知るための参考程度なので、深く考える必要はありません。
自己PR
自己PRは人柄をアピールすれば良いでしょう。
まじめさ・明るさなど、自分の性格を一言で簡単に表せばOKです。
例:「コツコツ努力するのが得意です」「明るい性格で、人と話すのが好きです」
特技
特技は思いついた範囲でも大丈夫です。
例えば、整理整頓や早起きが得意など、身近なことでも十分です。
アルバイトに役立ちそうな内容(計算が得意、人と話すのが好き、体力に自信がある など)を書けば、より良い印象につながります。
趣味
趣味を書くことは、自分を知ってもらうきっかけになります。
漫画やゲーム、アニメ鑑賞など自由に書きましょう。
無理にカッコつけて「読書」や「スポーツ」と書く必要はありません。
面接に備えて一言用意
書いた内容について質問される可能性があるので、軽いエピソードを準備しておくと安心です。
例:「早起きが得意で、学校に遅刻したことがありません」「最近は〇〇という漫画を読んでいます」
7.本人希望欄
希望する曜日や時間帯、目安として働きたい収入や稼ぎたい金額、勤務期間など、希望があれば記入しましょう。
「土・日は無理」などのマイナス表現は避けます。
例:「月~金のうち週3日程度、夕方の時間帯で勤務希望です。収入は月6〜7万円程度、学校卒業まで勤務希望です。」
8.通勤時間・扶養家族数
通勤時間は、自宅からお店までどのくらいかかるかを書きます。
実際に使う交通手段で、かかる時間を一度測って記入しましょう。
扶養家族数は、基本的に0で大丈夫です。
自分で家族を養っているなど特別な事情がある場合のみ、0以外の数字を記入します。
まとめ
履歴書のすべての項目は、面接担当者にとって大切な判断材料になります。
すべてきちんと埋まっているだけでも、誠実さや意欲が伝わります。
誤字・脱字に注意し、提出前には必ず見直しましょう。
友達や家族に確認してもらうのもおすすめです。
印象の良い履歴書を書いて、面接に備えましょう!